きょうのことば 第4集 / The Words / 00.12更新 | |||
きょうのことば 第4集 2000下半期 The Words 2000 |
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ことばの使い方ひとつで、ものごとがガラリと変わる。みんなはそう言っているけど、裏を返せばこんな意味なんじゃない? キレイごとは、なし。時事世相に「忍び足、のち急襲」でせまっていきたい。
20001201号
現代広告考 続・ちっとも救われません。
「癒しの音楽」と称してレコードを売る広告は何とも下世話だ。
20001102号
現代広告考 ちっとも救われません。 私もたまに聴く北欧の歌手「Enya(エンヤ)」だが、新アルバム広告のキャッチコピーが実に腹立たしい。 神様にも聴かせたい。人間は一曲で生き返ることができる 耳にした瞬間から救われる、やすらぎの透明音楽。
何じゃ、そりゃあ。 そもそも音楽を聴いたくらいで「救われよう」などと思うこと自体がおかしいのだ。何から救われたいのか? どう救われたいか? 救われるために自分はどんなアクションを起こすのか? じっくりと考えないうちにコンビニエンスに走っていないか? 「癒しの音」やら「やすらぎの音」やらの宣伝文句に惑わされたって、人間の心はそんな簡単には救われないし、生き返ることはない。長い時間と多くの人との関わりが必要なのだ。
20001101号
巷の風景 なんとなく、ダークネス。 先日行われた長野県知事選挙で作家の田中康夫氏が当選した。 当選気分に浸るのもつかの間、オリンピック開催で生じた赤字をどう解決していくかが今後注目する点かもしれない。「長野の広告塔」として着ぐるみをかぶって銀座を歩く覚悟まであるのだから、その知名度をうまく利用しなければもったいない。 それにしても、選挙運動中に田中氏を誹謗中傷するビラを撒き散らした対立候補、ならびにそれをバックで支援した某政党のいさぎの悪さは何なのだろうか。こちらはクリスタルでなくダークネスだ。 これに匹敵するダークネスといえば、やはり参議院の非拘束名簿方式。有名芸能人やスポーツ選手をおびき寄せたって、世の中の動きについて行けず、懐古趣味的思考で子供の未来をズタズタにするような政策しか考えられない政党には誰も振り向かない。
20001002号
現代広告考 うちのてっちゃん もうこんなに あるくんでちゅよぉ〜
ビクターのフラッシュメモリ付き「ディジタルヴィデオキャメラ」のCMで流れる、このセリフが耳から離れない。
20001001号
現代広告考 金メダルは芸能界への通行手形!? やっと終わったシドニーオリンピック。 「自作自演結婚話」を流さなければマスコミが取り上げてくれない柔道の田村亮子選手、選手よりも小出監督の方が気になる女子マラソンの高橋尚子選手などが次々と金メダルを獲得、日本もまだまだいけるものです。 けれども、金メダル獲得という、某国では一生の生活が国から保障されるようなステイタスを持っているにもかかわらず、日本では「芸能界への通行手形」程度にしかならないのはなぜだろうか。 メダリストをコマーシャルに出演させて、その商品に対する購買意欲は本当に上がるのだろうか。訴求対象は一体誰なのだろうか。疑問だけが残る。 ところで、10月2日にNHKテレビで放送されたダイジェスト版はとても興味深かった。初めて参加する水泳競技でフライングを起こし、泳ぐことなく失格になった選手、3人中2人が失格し、広いプールを一人で泳ぎ切る選手などを取り上げていた。他とは違う切り口でオリンピック競技を紹介していた点が高く評価できる。 補足:高橋尚子選手に国民栄誉賞だそうだ。田村亮子選手がなぜ栄誉賞対象から外れた理由をよーく考えてみたい。それにしても「Qちゃん」というあだ名をつけられて嬉しいのか、高橋尚子。それって「(自主規制)が大きい」という意味だろうに。
20000901号
巷の風景 癒されない「癒し」
「癒しの音楽」、「癒しの香り」… この「癒してあげましょう」という態度が「善意の押し売り」のように思えて、とても気分が悪い。 モノをもって「癒そうと」とモノを売りつけること自体、とても卑しい行為に思える。
20000802号
巷の風景 事故の記憶と鳥人間コンテスト
8月12日、日本テレビ系列で放送していた番組。
20000801号
巷の風景 今世紀最大にして最後の国家的「接待」 沖縄万博(by森オカルト首相)の異名を誇る九州・沖縄サミット。総費用数百億円といわれる予算が使われ、毎夜贅(税)を尽くした料理がふるまわれている。 ニッポン的「セッタイ」の神髄を見たような気がする。これでは「『接待』の英訳は『サミット』だ」と勘違いされても仕方がない。 その模様を中継するNHKもNHKで、「あっ! まもなく、安室さんの登場です!」とまるで紅白歌合戦のような実況をしている。うるさくてかなわない。騒ぐほどの歌なのか、その「Never End」。テレビに映し出された各国首脳の姿を見たが、沖縄民謡の方が盛んに拍手していたように思える。いや、「Never End」と伝統的沖縄民謡を同類項に並べること自体がおかしい。 自国に主要国首脳を招くということがどんな意味を持つかがスッパリと抜けている「主要国首脳会議」、という印象だけが残った。
20000703号
現代広告考 危機感ゼロのノー天気歌
Never End Never End これは政府広報に載った九州・沖縄サミットのイメージソングの歌詞。続投オカルト首相が「沖縄万博」と言うワケがわかるような気がする。明らかにこれは万国博覧会のイメージソングだ。だが、まだ科学万博の方がいい曲を作っていたように思える。
20000702号
巷の風景 初登院のニュースにて…
7月4日は衆議院議員の仕事はじめ。 一方、何かにつけて「亡き父の…」を枕詞にする某26歳の議員の姿…。
20000701号
巷の風景 '00衆院選開票川柳
自民党 支持者フテ寝で 議席落ち |
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