きょうのことば 第2集 / The Words / 99.4開設 00.01更新 | |||
きょうのことば 第2集 1999 The Words |
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ことばの使い方ひとつで、ものごとがガラリと変わる。みんなはそう言っているけど、裏を返せばこんな意味なんじゃない? キレイごとは、なし。時事世相に「忍び足、のち急襲」でせまっていきたい。
19991203号
現代広告考 ステッカー4段変格活用 JR京浜東北線や総武緩行線に209系という電車が走っているが、運転席背後の脱出扉上方にこんなステッカーが貼ってあった。 この電車は、従来の半分以下の電力で走っています。
「エコトレイン」キャンペーンを12月から開始し、車両全体に装飾を加えた列車も走らせるなどで話題になっているが、そればかりではない。この車両にはまだまだ隠された秘密がある。ということでこんなステッカーを作ってみたらどうだろうか。 見るからに薄そうなステンレス板。吊革の手すりがミシミシ音を立てる。実は3分の1という話もある。 この電車は、従来の半分以下の強度で走っています。よく考えてみると怖い話。「踏切事故ゼロ運動」を盛んに展開するのは、従来車両よりも突したときの破損規模が大きいからなのだろうか。 この電車は、従来の半分以下の寿命で走っています。とにかく何でも半分以下。しかし、「いいものを長く使う」というエコロジーの考え方もあることは知っておきたい。それにしても、雨の時の空転(スリップ)で乗り心地が非常に悪くなるのはどうにかしてほしい。
19991202号
現代広告考 センスが開業当時。
羽田空港を利用する方にはおなじみの東京モノレールが、帰省シーズンを前に京浜東北線など首都圏のjr線に車内広告を出している。が、しげしげ眺めていると得も言われぬ広告センスの古さを感じる。
19991201号
現代広告考 時刻表に場違いな、あの論客の顔。 奥羽本線へ直通する山形新幹線が新庄まで開通。新ダイヤを確認するために「jr時刻表」を購入した。最速電車と最遅電車に約30分の所要時間差が生じているのがやけに気になりつつページをめくっていたところ、裏表紙見返しに何とも場違いな「日本の論点2000」の広告が。 石原慎太郎、田原総一朗、佐高信、江川招子、河上亮一、西部邁…これでもかと思うほど強烈な面子のオンパレード。楽しい旅のスケジューリングをしているときにあのツラは見たくはない。移動中の車内でこのページに遭遇したら、不覚にも乗り物酔いを起こしそうだ。 イデオロギーが介在することのない「時刻表」という雑誌に、このような広告を載せるのは場違いではないか?
19991102号
現代飲料考・番外編 そのビール、シャンプーの匂いがしませんか?
異業種の数社がそれぞれの製品を同じブランド名で売るwillプロジェクト。20代前半の年齢層をターゲットにしてさまざまな商品展開をはかっているそうだが、ひとつだけ引っかかるのは、アサヒビール「スムースビアー」のラベル。一見しただけではビールに見えないのだ。ブランドカラーのオレンジ色で統一させるために仕方がないのかもしれないが、あのカラーリングはビールのイメージではない。シャンプーかボディソープのボトルのイメージである。
19991201号
芸能界 独断偏見 安室が日本の代表とは、 世も末です。
「平成のひめゆり舞台」、沖縄アクターズスクールから本土へ出撃。50数年前の大怨を裁くがごとく、政府首脳の嗜好回路を突発性難聴を起こしそうな高周波ボイスで奇襲。ヲブチ首相はついに沖縄をサミット開催地に決定し、守礼門を2000円札に飾らせた。ところが「高周波ボイス」と併せて「小室式PCMシンセサイザ波動」も発射されたため、破壊威力は思った以上に強力で、ヲブチ首相は世界首脳の前で安室奈美恵を「日本の代表として」歌ってほしいと要請する発言までしたという。
余談だが、「君が代」の歌詞を往年の「don't wanna cry」のメロディで歌うと、結構ハマる。
19991101号
芸能界 独断偏見 宇多田よ、お前もか
新曲発売時にリリースされたプロモーションビデオでは、髪の毛を染色し、眉毛を切削した姿を見せた、NY産「親の七ヒカル」。日本で紹介されて間もなくは、日本人離れした歌声と派手すぎないファッションで独自性と「実力」を主張していたのだが、なぜ、下品きわまりない「モ◯娘。」のような恰好になってしまったのか。
19991000号
音楽業界・不思議法則 ゴダイゴは7年周期でヒットする
「銀河鉄道999」や「ビューティフルネーム」で知られるゴダイゴ。そのヒット年代を見てみると1978年、1985年、1992年、1999年とピッタリ7年の間隔をあけている。これほど定期的周期で注目されるのは非常に珍しく、それだけ根強い支持もあるし、音楽的にも優れているということかもしれない。
19990901号
巷の風景 やはり神奈川県警。
特番シーズンになると必ず放送される「警察特集」。事故を防ぐため、事件を防ぐため、市民の安全と治安を守るため、日夜弛みなく職務を遂行している警察官がいる一方で、さまざまな不祥事もまた新聞やテレビをにぎわせる。
19990900号
巷の風景 プチ家出? プチだかポチだか知らんけど家出は家出だ! 父さんは許さないからな。
某新聞の家庭欄はたまに変な特集を組むが、通勤電車の車内で読んでいて非常に腹が立ってくる。その一つがこれ。
19990320号
巷の風景 子供を産みたくても産めない、その理由(わけ)。
栃木県の知事さんが新年度のあいさつでこうお話したそうだ。
19990301号
巷の風景 かくして臓器は散ってゆく。
日本初の脳死患者からの臓器移植が始まった。
肝臓や腎臓の入ったクーラーボックスが新幹線に乗せられている。
一個体から離れ、地上や上空を飛び交っていくあらゆる箇所の臓器。
しかし、臓器を待っている人がいる。これで生きられる人がいる。 |
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