きょうのことば 第8集 / The Words / 2002.12更新 | |||
きょうのことば 第8集 2002下半期 The Words |
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ことばの使い方ひとつで、ものごとがガラリと変わる。みんなはそう言っているけど、裏を返せばこんな意味なんじゃない? キレイごとは、なし。時事世相に「忍び足、のち急襲」でせまっていきたい。
20021201号
声に出して読みたい? 日本語2 3段逆スライド方式 - さんだんぎゃくすらいどほうしき ビートたけしの笑いネタなどでよく出てきたことばだが、それが一体どのような方式なのか、つい最近まで知らなかった。ネットで調べてみると…
ホテル サン・ハトヤ敷地内の釣堀における料金システム。 なるほど、釣った魚を持ち帰るときの料金システムだったわけだ。 ところでこのことば、静岡県は伊東温泉の「ハトヤホテル」のCMが広めたと言われている。関東地方以外の方にはご存知ないかもしれないが、ハトヤホテルは1960年代〜1980年代にかけて、テレビ朝日で放送される夕方のアニメ番組の時間帯にCMを流していた。
♪前は海 後ろはハトヤの 大漁苑
参考サイト
●伊東温泉サンハトヤWebサイト
20021001号
声に出して読みたい? 日本語 スターどっきりマル秘報告 - すたーどっきりまるひほうこく
「スター」が「どっきり」する様子を数百万世帯のテレビ視聴者に「報告」するけれども、なぜか「マル秘」なのだ。 「どっきり」とは「不意の出来事に驚き、烈しく動揺する」意味の副詞「どきん」の名詞変化形だが、この番組の登場以降、「人を騙して動揺させる」という意味が「どっきり」に含まれるようになったと思われる。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が「(受賞の報告を聞いて)どっきりかと思った」と言うように、辞書にない2番目の意味の方が広く認知されているのもこの番組群のせいか。 ところでこの「どっきり」、悪趣味だ、下品と言われつつも、番組制作的には非常にカネと人のかかるものだ。芸能人ひとりの騙され驚愕する姿をカメラに収めるために、セットをつくり、ウソ番組を仕立て、海外ロケまでやってのける。一度使ったネタは二度と使えないから、次のネタを考える発想力も必要になる。そしてネタは次第にエスカレーションしていく。とても手の込んだ番組を当時のフジテレビは毎週放送していたのだ。 バブル崩壊後、こうした手の込んだ番組がめっきり少なくなり、デジタル編集機やテロッパーに依存する番組制作ばかりになってしまった。演歌歌手・大川栄策がどっきりにまんまと引っ掛かり満面の笑みを浮かべる姿をもう一度見たい。
20020901号
声に出して読みたい? 日本語 最中(Monaka)
子供の頃、この文字をはじめて見た時に「さいちゅう」と読んだ人がきっといるに違いない。まさか「もなか」と読むとは。
それではなぜ、米の粉を水で溶いて焼いた皮にあんこをはさんだ菓子が「もなか」なのか、という疑問が出てくる。さらにWebをあさると…
最中、煎餅、月餅には意外な共通点があることがわかった。
参考サイト
●滋賀県近江八幡市・たねや菓子店のページ・商品のご案内
20020801号
巷の風景 今年の阪神にあてはまるかどうか…
先日、所用で福島のいわき市へ出かけた。夜、知人と駅前の料理屋に入って遅くまで飲んでいたのだが、そのときに見かけたのがこの張り紙だ。 |
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