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きょうのことば 第4集 2000下半期 The Words 2000

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巷の風景

 ことばの使い方ひとつで、ものごとがガラリと変わる。みんなはそう言っているけど、裏を返せばこんな意味なんじゃない? キレイごとは、なし。時事世相に「忍び足、のち急襲」でせまっていきたい。
 (「きょうのことば」は、「STIJNews」のワンコーナーです。ここでは過去のバックナンバーを収録しています。)

20001201号
現代広告考
続・ちっとも救われません。

 「癒しの音楽」と称してレコードを売る広告は何とも下世話だ。
 「feel」、「pure」、「image」そして「peaceful」…。無難そうなタイトルと淡色系のレーベルデザインで「いかにも『やすらぎ』」を表現している。
 しかし、中身はというと、テレビドラマやCMの主題歌・テーマ曲がほとんど。
 これはむかし発売していた「CM名曲大全集」といって既存のクラシック作品を寄せ集めた下世話なアルバムと同じではないか。
 さまざまなアーティストの音楽を都合よくチョイスできる点はいいとは思うが、CMの主題歌やテーマ曲で使われたから「いい曲だ」、「代表曲だ」と言ってしまうのは何とも苦しくないか?
 加えてもう一つ。「いいなぁ」と思っているのは、その音楽自体なのか。それともその音楽が流れていた映画なりCMなり、ドラマのストーリーなのか。

20001102号
現代広告考
ちっとも救われません。

私もたまに聴く北欧の歌手「Enya(エンヤ)」だが、新アルバム広告のキャッチコピーが実に腹立たしい。

 神様にも聴かせたい。
  人間は一曲で生き返ることができる
   耳にした瞬間から救われる、やすらぎの透明音楽。

何じゃ、そりゃあ。
随分とエラい音楽なのね。いつからそんな尊大になったんでしょうか、エンヤ。
「耳にした瞬間から救われる」だなんて、金目当ての怪しい宗教団体みたいではないか。

そもそも音楽を聴いたくらいで「救われよう」などと思うこと自体がおかしいのだ。何から救われたいのか? どう救われたいか? 救われるために自分はどんなアクションを起こすのか? じっくりと考えないうちにコンビニエンスに走っていないか?

「癒しの音」やら「やすらぎの音」やらの宣伝文句に惑わされたって、人間の心はそんな簡単には救われないし、生き返ることはない。長い時間と多くの人との関わりが必要なのだ。

20001101号
巷の風景
なんとなく、ダークネス。

先日行われた長野県知事選挙で作家の田中康夫氏が当選した。

 当選気分に浸るのもつかの間、オリンピック開催で生じた赤字をどう解決していくかが今後注目する点かもしれない。「長野の広告塔」として着ぐるみをかぶって銀座を歩く覚悟まであるのだから、その知名度をうまく利用しなければもったいない。

 それにしても、選挙運動中に田中氏を誹謗中傷するビラを撒き散らした対立候補、ならびにそれをバックで支援した某政党のいさぎの悪さは何なのだろうか。こちらはクリスタルでなくダークネスだ。

 これに匹敵するダークネスといえば、やはり参議院の非拘束名簿方式。有名芸能人やスポーツ選手をおびき寄せたって、世の中の動きについて行けず、懐古趣味的思考で子供の未来をズタズタにするような政策しか考えられない政党には誰も振り向かない。

20001002号
現代広告考
うちのてっちゃん もうこんなに
 あるくんでちゅよぉ〜

ビクターのフラッシュメモリ付き「ディジタルヴィデオキャメラ」のCMで流れる、このセリフが耳から離れない。

文章にすれば他愛のないことばなのだが、「母性を感じない母親役」のモデルがのたまうとなぜか違和感を感じる。

無機的と申しますか、そう、すなわち「愛」が感じられない。

20001001号
現代広告考
金メダルは芸能界への通行手形!?

やっと終わったシドニーオリンピック。

「自作自演結婚話」を流さなければマスコミが取り上げてくれない柔道の田村亮子選手、選手よりも小出監督の方が気になる女子マラソンの高橋尚子選手などが次々と金メダルを獲得、日本もまだまだいけるものです。

けれども、金メダル獲得という、某国では一生の生活が国から保障されるようなステイタスを持っているにもかかわらず、日本では「芸能界への通行手形」程度にしかならないのはなぜだろうか。

メダリストをコマーシャルに出演させて、その商品に対する購買意欲は本当に上がるのだろうか。訴求対象は一体誰なのだろうか。疑問だけが残る。

ところで、10月2日にNHKテレビで放送されたダイジェスト版はとても興味深かった。初めて参加する水泳競技でフライングを起こし、泳ぐことなく失格になった選手、3人中2人が失格し、広いプールを一人で泳ぎ切る選手などを取り上げていた。他とは違う切り口でオリンピック競技を紹介していた点が高く評価できる。

補足:高橋尚子選手に国民栄誉賞だそうだ。田村亮子選手がなぜ栄誉賞対象から外れた理由をよーく考えてみたい。それにしても「Qちゃん」というあだ名をつけられて嬉しいのか、高橋尚子。それって「(自主規制)が大きい」という意味だろうに。

20000901号
巷の風景
癒されない「癒し」

「癒しの音楽」、「癒しの香り」…
最近、「癒し」などということばが巷を飛び交っていてとてもやかましい。「ヒーリング」とわざわざ訳しても同じだ。

この「癒してあげましょう」という態度が「善意の押し売り」のように思えて、とても気分が悪い。

 モノをもって「癒そうと」とモノを売りつけること自体、とても卑しい行為に思える。
そして、モノをもって「癒された」と簡単に言ってしまえる心が疑わしい。

20000802号
巷の風景
事故の記憶と鳥人間コンテスト

 8月12日、日本テレビ系列で放送していた番組。

 その名は「鳥人間コンテスト」。自作飛行機の技術と飛距離を競う番組として名高い。

 けれども、この番組をよりにもよって日航ジャンボ機墜落事故からちょうど15年目を迎えるこの日に流すことはないと思う。

 一方では御巣鷹山の慰霊登山と追悼式のニュースを流し、もう一方では主翼が折れ、尾翼が折れ、空中分解して墜落する自作飛行機の映像が流れている。

 事故原因も完全に解決されないまま、運輸省は事故に関する書類を処分し、私たちも記憶から消え去ろうとしている。

 15年という時間の残酷さを想う。

20000801号
巷の風景
今世紀最大にして最後の国家的「接待」

沖縄万博(by森オカルト首相)の異名を誇る九州・沖縄サミット。総費用数百億円といわれる予算が使われ、毎夜贅(税)を尽くした料理がふるまわれている。

 ニッポン的「セッタイ」の神髄を見たような気がする。これでは「『接待』の英訳は『サミット』だ」と勘違いされても仕方がない。

 その模様を中継するNHKもNHKで、「あっ! まもなく、安室さんの登場です!」とまるで紅白歌合戦のような実況をしている。うるさくてかなわない。騒ぐほどの歌なのか、その「Never End」。テレビに映し出された各国首脳の姿を見たが、沖縄民謡の方が盛んに拍手していたように思える。いや、「Never End」と伝統的沖縄民謡を同類項に並べること自体がおかしい。

 自国に主要国首脳を招くということがどんな意味を持つかがスッパリと抜けている「主要国首脳会議」、という印象だけが残った。

20000703号
現代広告考
危機感ゼロのノー天気歌

  Never End Never End
 私たちの未来はNever End
  Never End 私たちの明日は
 Fantasy…

 これは政府広報に載った九州・沖縄サミットのイメージソングの歌詞。続投オカルト首相が「沖縄万博」と言うワケがわかるような気がする。明らかにこれは万国博覧会のイメージソングだ。だが、まだ科学万博の方がいい曲を作っていたように思える。
 それにしても、本気で世界中の首脳の前でこんな歌を歌うのか。「私たちの明日は白昼夢」なんていう歌詞を。
 こうして夢ばかり見て現実を見ない国は、知らず知らずのうちに近隣某国に追い抜かれるのだろうか。

20000702号
巷の風景
初登院のニュースにて…

 7月4日は衆議院議員の仕事はじめ。
最年少の25歳で当選した議員がマスコミからコメントを求められると、
「私自身の眼で国会、日本の政治を見ていきたい」
と答えた。何とも初々しい。

 一方、何かにつけて「亡き父の…」を枕詞にする某26歳の議員の姿…。
 年齢はさして変わらないのに、この二人の「差」はいったい何なのだろうか。
 ずばり、「志」の違いだと思う。

20000701号
巷の風景
'00衆院選開票川柳

 自民党 支持者フテ寝で 議席落ち

 「寝ていればいい」などと言うものだから、フテ寝したか別の候補者・党に入れてしまったか。いずれにしても森政権は総辞職。それにしても許しがたいのは群馬5区で圧倒的勝利の「オ娘。」。「当選したらもうこれで終わり」みたいな顔をしている。「これから」だから猛勉強してくれ。利用されるな。自分を持て。

 共産党 戦略ミスに ビラ転嫁

 他党との連立検討までは良かった。ただあまりに野党に近寄りすぎて共産党の存在意義が薄れてしまい「ガンコ一徹」の支持を落としてしまった。セコいビラ攻撃の謀略なんかを相手にしたところから雲行きが怪しくなった。

 民主党 「奪った」後が 勝負です

 具体的政策の少なさで難しいと思っていたが、意外に健闘。都市部で強いところが昔の社会党を連想し「山が動いた」と思わず。しかしこの後が大変。景気回復の具体的戦略を即時に発表してほしい。課税最低限の引き下げは確かに痛いかもしれないが、実施して少しでも財政が良くなるならそれをアピールして欲しい。s

 公明党 組んだ相手が 悪かった

 連立間の候補者調整で党支持者内からも反発。公明支持者が自民党候補者を推すのはやはり変だ。

 社民党 「変えさせません」が 功奏し

 土井党首のハイアース看板風ポスター、変えさせませんのCM効果か。9条護憲とよく読めばちゃんと書いてある具体的な政策チラシに評価。頑固さと地道さで支持増えたか。

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