現代飲料考 / 飲料情報、津々浦々-10 / 1997.10開設 2004.1更新 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
飲料情報、津々浦々-10 |
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このページでは、「記憶の彼方に漂う飲料」のページを見ての、または皆さんからの独自の飲料情報を紹介します。なお、引き続き情報を募集しておりますので、このページの下にあります「フィードバックカード」、またはこちらのフォームからお送り下さい。
▲最新の投稿内容を読む ★112 「シュプレ」について北海道 大曲トシコ様からの情報(2004.01) ミネラルソーダ・シュプレ。CMで戸川純の曲が流れていた。おいしかったのに、すぐ消えた。 補足
とても端的すぎるコメント、ありがとうございました。
♪甘くないのが 世の常よ… と戸川純が歌うコマーシャルは、バブルでたるんだ世情に一喝を入れた意味あいを持つインパクトの強いものでしたが、飲料のテイストそのものは非常に薄味であまり大きな印象はありませんでした。 ミネラルウォーターを使った飲料には、ハウス食品から発売された「It's」という製品もあります。
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★111 「シェイク29」について東京都 のりこ様からの情報(2003.12)
1984年の雑誌にシェイク29(ニック)という飲み物のコマーシャルがのってました。チョコ、ヨーグルトサワー、バニラ、イチゴの4種類でパッケージは牛乳瓶のような形。デザインはいかにも80年代という感じです。 「シェイク29(SHAKE29)」は、1984年頃に明治乳業が販売していました。容器はプラスチックカップです。過去にCMを一度見たことがありますが、こんな歌詞の歌が流れていました。
♪男のシェイクシェイクシェイク ちょっとわけのわからない歌ですね。 1983年頃、サントリー(AGFだったかな…)が缶入りシェイク飲料を販売したとき(商品名は忘れてしまいました。ご存知の方はどうか教えてください…)、30秒間、缶を振ってくださいと宣伝していました。これを意識したのが「シェイク29」で、缶を振る回数は29回、という、どこから見ても中途半端な数字でアピールをしていました。
1981年頃に永谷園が牛乳と混ぜて飲む「ミルクセーキ」の粉末を売り出した以後、シェイク飲料が市場に多く出回った時期がありました。「SHAKE29」の対抗で森永乳業から「Shakn Shake」(シェークンシェーク)というプラスチックカップ飲料も売り出されました。 余談ですが、80年代前半は、調理時間が短いことを強調した食品が多数登場しました。1分で調理のできる「アルキメンデス」(大塚食品)、5分でOK玄米ぞうすい「ガンバレ!玄さん」(キッコーマン)、「お湯をかける少女」で有名な「ラーメン3時3分」(ハウス食品)… 24時間戦えるためには、食事をつくる時間すらも無駄だとされたバブル前期。思えばお金はあったけれども、余裕がなかった時代でした。 ★110 ちょっと昔の飲料の思い出東京都 ペコペコあざらし様からの情報(2003.12) そういえば、ジョルトコーラ、バイオミンX、シュウェップス(多種すぎて不詳、CM by リンゴ・スター)、初代シンビーノ(Apple Taste/CM by ニカウさん)なども愛飲しとりました。
子供の頃は、 余談ですが、確か、今でもシンビーノ・グラスは使っているし、未使用のオレンジエードの初代ガンダムグラス10個のうちの5個(箱付き、未使用)も持っているはずです。 補足
金持ち=カルピス、というのは分かるような気がします。 シンビーノグラス、私も欲しいと思っていた景品です。 ★109 津々浦々・過去ログナビゲーション東京都 ペコペコあざらし様からの情報(2003.12) 今回は東京都にお住まいのペコペコあざらし様から寄せられた「懐かしい飲料リスト」をもとに、「飲料情報、津々浦々」各ページへのリンク先をご紹介したいと思います。
★108 [公開調査依頼] 悠々茶の情報求む東京都 おゆ様からの情報(2003.12)
この間、知り合いのの人と話してる時、「ミリンダー」懐かしいよな〜と言われ「なにそれ、知らない」というとすごい落ちこんでしまいました。当方20代前半。その人は30代後半です。
そんなことより「悠々茶」です。 あと、北海道のジョージアも、他の地域とは違うんですよね? 千葉のMAXのに近くて、でもそれより牛乳がたっぷり入ってるんですよね。 ★107 三角錐のパック飲料の名は?神奈川県 チリク様からの情報(2003.12) 私の思い出話で恐縮です。1980年前後の事だと思いますが、小さい頃、紙製・三角錐のパックに入った物が3連になっている子ども用のカルピスに似たような飲み物を飲んでいたのですが、名前が思い出せず、家族で頭を抱え、色々考えましたがどうもスッキリしません。是非教えて下さい。
うろ覚えな記憶によると…
ここまでヒントを覚えていらっしゃるとはさすがです。答えはもう目の前です。
スポロンはグリコ乳業(以前はグリコ共同乳業)が発売していて、いまも引き続き売られています。ただ、容器の形が変わってしまい、今は牛乳パックを小さくしたような100mlの容器が4連になっています。
ちなみに「スポロン」という名前は、有胞子乳酸菌を意味する「ラクトバチルス スポロゲネス」から由来しています。風船ガムの「スポロガム」もこの有胞子乳酸菌の成分が含まれていました。
関連サイト
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★106 カピーホワイトの思い出&プラッシー、マリンカ東京都 くろりん様からの情報(2003.11)
初めておじゃまさせて頂きます。
私がもう1回飲んでみたいのは「カピーホワイト」です。カルピスさんから発売されていたと記憶しています。明石家さんまがCMで「カピィ〜!」と叫んでいたのもはっきり記憶に残ってます。 ついでに…調べてないのですが「プラッシー」「マリンカ」ってまだお米屋さんで売ってるんだろうか…?ちょっと気になります。 補足
「津々浦々」の全ページを読んでくださって本当にありがとうございます。
さて、「カピーホワイト」は、1983年夏にカルピス食品工業(当時)から「乳性ミネラル飲料」の触れ込みで発売された250ml缶飲料です。 乳性飲料は1981年に飲料メーカー大手が「アンバサ」を発売して以降、広く普及しました。この状況を乳酸菌飲料の老舗、カルピスが黙って見過ごすわけにはいくまい、と思ったのか、「カピーホワイト」を作り出します。「健康に良さそう」というイメージをより強調した上で市場に出しているのは、折りしもの健康ブームも背景にあるのではないかと思われます。 同社が「カルピスの原液を水で薄めて売る」という単純かつ逆転的発想で作られた「カルピスウォーター」で大ヒットを収めるのは、「カピーホワイト」の発売から8年の歳月を費やすことになりました。回り道をしながらたどり着いた「悟り」というものでしょうか。 ちなみにCMでは、発売当初はジャクリーン・アンドリュースが、1985年頃からは明石家さんまが起用されています。初期のCM音楽には来生たかお(きすぎたかお)の「まどろみミステリー」が使われました。
商品は変わり、「プラッシー」は今でも現役商品ですが、近年は果汁を30%加えて「Newプラッシー」とモデルチェンジされています。私も子供の頃によく飲んでいました。
関連サイト
→三共電子・ボイスナビ
関連ページ
→記憶の彼方に漂う飲料 2 013 アンバサ(およびサワーロイヤル) ★105 鮭茶漬け飲料とヒラミソーダの思い出東京都 どんきちだ様からの情報(2003.11)
10年くらい前になるでしょうか。東川口の駅で鮭茶漬けドリンクを飲んだことがあります。 東川口(JR武蔵野線・埼玉高速鉄道線)にも伝説の「鮭茶漬け」が販売されていたのですね。ちなみにメーカーはキリンです。「キリンメッツ」、「キリンレモン」と続いて「キリン鮭茶漬け」が出てくるとなかなかインパクトがあるものです。1991年頃に販売された製品で、数々の冒険的な飲料が発売されたバブル前〜最中を印象づけるものとして語り継がれているようです。 誤って「鮭茶漬け」の缶を落として道端にぶちまけてしまうと、一瞬にして見るに堪えない風景を作り出してしまう飲み物でもありました。 さて、小原商店(現・小原)の「ヒラミソーダ」ですが、ヒラミとは何だろうかと調べてみると、正式にはヒラミレモンという柑橘系の果実で、現在静かな人気を博している沖縄名産の果実、「シークヮーサー」であることが分かりました。 もし17年前にシークゥワーサードリンクが北海道で発売されていたとすれば、小原商店さんはかなりの先見性を持たれた企業ではないかと思います。あと17年遅く発売されていたら…と思うと残念でなりません。 それにしても、ヒラミレモンの沖縄読みを文字に直すといろいろな表現がありますね。「シーカーサー」、「シークワーサー」、「シークァーサー」…発音を文字に直すことの難しさが分かります。 余談ながら最近、インターネット上の文章で「私は」や「〜の時は」と記述すべきものを、「私ゎ」とか「〜の時ゎ」などと記述する例が散見されますが、誤った記述法を真似しないように気をつけたいものです。
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★104 [公開調査依頼] ホワイトキッスは実在したか?三重県 oka様からの情報(2003.9) チェリオのスィートキッスという炭酸飲料がありますが、これのホワイトソーダでホワイトキッスって以前ありませんでしたか? ★103 スマックについて広島県 万次郎様からの情報(2003.9) 九州地区でスコール(南日本酪農)が根強い人気ですが、宮崎県では同じ味、瓶も緑色で同じスマックと言うのがありました。スコールに比べると少し炭酸がきつかったよう な感じがしますが…。他県(九州)の人もちらほら知ってるみたいです。皆さん知ってますか? おそらく九州(宮崎)限定だったのでは。 補足「スマック」も結構話題にのぼる懐かしい飲料のひとつです。300mlの緑色の瓶に入ったクリームソーダ風味の飲料で、現在でも中部地域から西日本地域の銭湯などで見かけることができるそうです。 この「スマック」も、「パレード」と同じく統一ブランドのひとつで、1967年頃から名古屋の中小飲料メーカーほか28社がこの名称を用いてクリームソーダ飲料を製造していました。 1960年代初頭から中期にかけて、統一ブランドの飲料が続々登場されました。これはコカコーラを中心とする外国メーカー飲料の販売が自由化されることに、中小の飲料メーカーが対抗したためです。主な統一ブランドを挙げると…
コアップガラナ などがあります。「どうして製造会社が違うのに製品名は同じなんだろう?」の疑問を調べてみるとこのような背景があることが分かります。 結局、外国飲料メーカーの威力の大きかったことが現在の飲料市場を見ても理解できますが、企業が協力して統一ブランドを作り、大きな勢力と対抗していったことは清涼飲料の「戦史」に残るできごとのひとつとして、もっと語り継いでいってもいいのではないかと思われます。
関連サイト
→おふろドリンクのコーナー
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