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埼玉県 ハンドルネームsukakko様からの情報(2002.3)
「ミスターピブ」と「ユーフー」はよく飲んでいました。私が小学生か中学生の頃1970年前半です。神奈川県横須賀市に住んでおりましたが、当時は近所で「キャラメルコーン」と「ミスターピブ」又は「ユーフー」を買うのが日課?でした。
確かミスターピブはドクターペッパーのような独特の甘ったるい味で、ユーフーはチョコレートドリンクの薄まったような味だったと記憶しています。又、ミスターピブもユーフーもラジオかTVでCMを流していたような記憶があるのですが。「ミースターーピーーブ♪」とか「ユーフー飲んだらナントカカントカ〜」というCMを聞いた覚えがあります。が、あれは夢だったかも。
「ミスターピブ」は「ドクターペッパー」、味が似ているな…と思う方も多いはずです。中身はほぼ同一と思っていいかと思います。ではなぜ名称が違うのでしょうか?
ネット上の関連資料等を探したところ、これは日本で発売された当初のライセンスの関係だという説が有力です。
「ドクターペッパー」は東京(のち利根・沖縄も)のコカコーラボトリングが1973年末から地区限定で発売したのに対し、「ミスターピブ」は親会社の日本コカコーラが1973年12月から九州地区を皮切りに全国向けに発売しました。当時のキャッチコピーは「すんなりした味ミスターピブ」でした。
子会社に対抗するために発売された商品が「ミスターピブ」なのだそうです。
〜1973年 ドクペ vs ピブの戦い〜
米国ドクターペッパー社+東京コカ社→日本ドクターペッパー社設立
↓
「ドクターペッパー」製造
↓
東京・利根(千葉・茨城)・沖縄のルートで販売(当初は関東地区の一部を対象)
<対抗>
日本コカ社
↓
「ミスターピブ」製造
↓
全国ルートで販売
また、ドクターペッパーは一時期カナダドライから発売していた時代があったとか…。外国発売の飲料を日本で販売するときのライセンス関係は非常に複雑です。「ペプシコーラ」のように、気がつけばサントリーが売っていた、という場合もありますし…。ビジネスを展開するうえでの「大人の事情」が垣間見えます。
詳細は下記サイトをご参照くだされば幸いです。
なお、「ユーフー」のより詳細な情報につきましては、津々浦々9をご覧ください。
★参考・関連サイト・ページ
→ドクターペッパーとミスターピブの小部屋
ミスターピブ→津々浦々1、津々浦々2
ユーフー→津々浦々1、津々浦々2、津々浦々9
★参考文献
『日本清涼飲料史』 東京清涼飲料協会 1975
★画像
ミスターピブのステッカー 撮影:2004.8 埼玉県川口市大字芝字上谷沼(画像提供na様)
ステッカーの画像を見ると、「Mr.Pibb ミスターピブは日本コカ・コーラ(株)の製品です」と書いてあるのがわかる。
東京都 ハンドルネームRice_Cracker様からの情報(2002.3)
「スコール」。九州限定発売でしょうか? 修学旅行先のコンビニで発見。
ジンジャーエールで使われる500mlペットに緑色のラベルが巻かれ、白く葉っぱが印刷されています。知っている人も多いのでは。
炭酸だったか覚えていません。味はカルピスのようだったかも知れません。
成分表示がウケます。
『乳酸菌飲料(殺菌)』
何の為の乳酸菌なんでしょうかねー?
おまけに『愛のスコール』とか訳の分からないこと書いてあります。個人的には大ヒット商品です。まだ有るんでしょうか?またのみたいです。
「スコール」は、宮崎県は都城の南日本酪農協同株式会社が製造している乳性炭酸飲料です。乳性炭酸飲料といえばコカコーラボトリングの「アンバサ」を思い出しますが、「スコール」は30年の歴史があり、今でも健在です。ノルウェー語で「乾杯」の意味だとか。
ここで南日本酪農さんの興味深いサイトをリンクアップしてみたいと思います。トップページからはデッドリンクになっておりますが、資料的価値が高いので、いつまでもアーカイブしていてほしいところです。
・スコールのテレビCM(2001年)
・30周年イベントページ
・スコール誕生秘話
・スコール誕生秘話2
さて、巷に発売されている「乳酸菌飲料」といわれているものは「殺菌乳酸菌飲料」と呼ばれるものです。(→こちらを参照)これは乳酸菌を殺菌しているのではなく、乳製品の雑菌を高温で殺した上あとで乳酸菌を入れたものだそう。日本語とは難しいものでございますね。
ちなみに、殺菌していない乳製品に乳酸菌を入れたものは「はっ酵乳」というジャンルで発売されています。
埼玉県 ハンドルネームmaruma様からの情報(2002.3)
ファンタゴールデングレープについて、以前、社内で話題になり、その時の意見として、ゴールデンアップルとグレープで意見が対立しましたので、コカコーラの広報部に確認をとったところ、ゴールデングレープは販売した、そして、ファンタアップルも販売したがゴールデンアップルというのは販売していないとのお返事でした。
意見が対立したときにはオリジナルをリファレンス。製造メーカーに問い合わせたmaruma様の行動には私も見習いたいと思います。調査報告をいただき、本当にありがとうございます。
飲料そのものの色、ゴールデンデリシャスという名前のリンゴ、同時期に発売されたファンタアップルなど、あらゆる記憶の要素が交差し、その結果「ファンタゴールデンアップル」なる想像上の飲料を集団で作り出したと分析できます。飲料の存在の有無だけで、これほどまでに白熱した議論が展開される…「ファンタゴールデン」という名称が引き起こすさまざまな現象は、「飲料七不思議」のひとつに書き加えられるかもしれません。
そこに人間の記憶の曖昧さ、それを穴埋めする想像力を垣間見ることができます。
→1974年ファンタ色素問題について
関連ページ
→津々浦々5-55 過去の記事に関連した情報(付記:ファンタ色素問題)
→津々浦々1-13 ユーフーをご存知ですか?
東京都 ハンドルネーム啓治様からの情報(2002.3)
初めて拝見させて頂きました。懐かしい飲料が続々と出てきてとても楽しめました。私は子供の頃「マリンクラブ」が好きでした。3種類ある内の青いやつ・・ミントの味のやつです。子供の頃の味覚ですから今飲んだらおそらく不味いと感じると思いますが・・こちらのサイトでCMソングの情報が得られたのは、意外な収穫でした。あの曲は本当今でもはっきり脳裏に焼きついてます。
で、私が出せる情報が一つあります。津々浦々の3にあった焼芋味の飲料ですが、IMO(アイエムオー)ではないでしょうか? 年代がだいたいあっていると思います。CMもありました。確か網浜直子が出ていました。キャッチフレーズが、「焼芋ハイテク飲料」でCM中のセリフが「どーせ私はIMO」と、田舎もんの(イモ)を引っかけたものでした。
「IMO」はカゴメ食品が1986年頃に発売した焼きいも味の飲料で、そのテイストと焼き芋をドリンク化する発想は今でも語り草になっています。炭酸入りと不透明色の2種類がありました。ネーミングの参考となったであろう、テクノポップグループ「YMO」はすでにこの時点では「散開」していて、再結成されるのは「IMO」の発売から7年後の1993年まで待たなければなりませんでした。
ちなみに「欽ドン!」でおなじみのイモ欽トリオが唄う「ハイスクールララバイ」のCMは「IMOの新曲、お聴きになりますか?」だったそうです。
東京都 chitan様からの情報(2002.3)
初めまして、いつも更新を楽しみに拝見しております。
私は、地方の炭酸飲料特にガラナ飲料のファンです。
最近飲んだものの中でいくつか。
1 北海道岩見沢市のフジヤ商事製造、ブラジルガラナ。(200mlリターナル壜)
主に銭湯で販売されているようです。甘味が強くキンキンに冷やしてお風呂上りに飲むのはとても美味しいです。
また、飲んだ事はありませんがこちらでは、フジヤシトロン・パンチソーダという炭酸飲料も製造しているようです。
2 秋田県秋田市の榎食品製造、タカラガラナ。(200mlリターナル壜)
りんご果汁が入っていて、昔なつかしいほのぼのとした味わいのあるやさしい炭酸飲料です。
※これは飲んでいませんが気になっているもの。
三瓶鉱泉合名会社 http://www.iwami.or.jp/kkatube/。こちらは島根県の業者ですが、ホームサイダー・サンベオレンジ・クリームソーダなどを製造しています。
いずれも入手難ですが、地方食豊かなドリンクとして長く残って欲しいものです。
根強いファンがいらっしゃるガラナ飲料について、貴重な情報をいただきました。本当にありがとうございます。地方の飲料メーカーに着目されているところも非常に興味深いところです。
お便りにある秋田の榎食品をWebで調べたところ、サイダーのほかにも「きりたんぽ」や「はたはた寿司」を製造していて、これらの商品はネット通販もやっています。
加えて「タカラガラナ」も通販してくれたらいいな…と思います。榎食品さん、全国の飲料愛好者にビジネスを仕掛けてみてはいかがでしょうか?
以前マスカットサイダーの記事で触れたことがありますが、そのほかにもまだまだ元気な地方飲料メーカーがたくさんあるようですね。私も探してみたいと思います。
埼玉県 ハンドルネーム・かむかむ様からの情報(2001.10)
今、売ってるヴァージンコーラよりも日本に初上陸した時にローソンで先行発売していたヴァージンコーラの方がおいしいと思うのは気のせいでしょうか??
あの頃のは輸入ものだと思ったのですが・・
今も原液は変わってないんでしょうけど、おいしく感じません。なぜ??
ちょっと考えてみました。
・原液のテイストが本当に変わってしまった
・発売当初に飲んだインパクトが強く、そちらの方がおいしく感じた
・ポッカの販売機にベンドされているという部分で、テイストにマイナス方向のバイアスがかかっている…
憶測でごめんなさい。でも、「おみくじソーダ」と「ヴァージンコーラ」が並んでいると、元のコーラに存在する「Virgin」ブランドがワンランク落ちた気分になるのですが…。
静岡県 ハンドルネーム・わかつきひびき様からの情報(2001.9)
はじめましてわかつきひびきともうします。
私も昔からいろいろな飲料を飲み続け、ついつい自販機を見るとちぇっくしています(笑)
さて情報提供求む(現タイトル:「記憶の彼方に漂う飲料」)のコンテンツから私も知っている限りの情報を提供します。
メローイエロー:私も最近は見かけませんね。95年くらいまで千葉県内で販売していたのは記憶しています。地元静岡では姉妹品のメローレッドなるものも存在しました。
いちごのような、さくらんぼのような味と記憶しています。
アンバサ:缶入りはみかけませんが紙コップ式のベンダーやドリンクバーサービスのあるファミレス(ガストやサイゼリア)ではまだあります(炭酸無しです)
ウィリー:維力の表記が正解ですね。
一時期自販機の広告スペースの白地に赤文字が印象的でした。
砂漠の嵐:湾岸戦争当時の作戦名をもじってつくったやつですね。
350ml缶で米軍チョコチップデザートパターン迷彩の缶でした。発売はチェリオ。中身は同社のライフガードに近い味だったような、、。販売はされてませんが(たぶん)ミリタリー系のショップ(エアガンとか売っている店)にひょっとするとまだインテリアとしてみかけるかも?
ファンタゴールデングレープ:昭和50年に通常のグレープの色素に発ガン性物質があることが指摘され6月に生産中止回収7月に急場しのぎのゴールデンを発売、8月に改良色素を入れたグレープを再販したとのことです。
おまけ:扶桑社刊「ザ・ジュース大図鑑」串間 努+町田 忍著の文庫本でいろいろ昔のジュースのことが紹介されています。よかったらこの本もさがしてみてください。
とりあえずちょこっと見て提供できるのは以上です。
「ザ・ジュース大図鑑」も強烈な書籍ですね。一種ドリンク研究(?)のバイブルとして辞典・事典類と並べて置いておくといいです。いろいろな意味で、扶桑社はセンセーショナルな本を出しますね…。
こちらもご参照くだされば幸いです。
→過去の記事に関連した情報
大阪府 ハンドルネーム・ちゃちゃっきー様からの情報(2001.9)
私がよく飲んだ消えた飲料では、「果茶花茶(かちゃかちゃ)」です。
今から10年くらい前、専門学校に行ってたときに、吉野屋の牛丼弁当(大盛)と果茶花茶がおきまりの昼食でした
その後は喫煙室でラッキーストライクです。
CMはビジーフォーがやってました。
無糖なのにかすかに甘い、最近ある飲み物の先駆けのような気がします。
あとは、「烏龍香茶(たぶんこんな字でウーロンシャンチャ)」ですね。
是非一度のみたかったのですが、飲まずじまいで無くなりました。CMもやってたました。
誰か判りませんが、男性女性一人づつが背景も何もないところで飲んでいて、「ウーロンシャンチャ」と言った後、はぁ〜っと相手に息をかける宣伝でした。
ご存じですか?
食後のまったりとした情景が浮かんでくるコメント、ありがとうございます。
「♪かーちゃかちゃー」は、ベッツィー&クリスが昭和40年代に唄っていた「白い色は恋人の色」のメロディの一部だったと記憶しています。他にもビジーフォーがさまざまな歌手のモノマネをしていたように思います。
「烏龍香茶」は味の素の製品でジャスミンティのフレーバーが入っていたものです。石黒賢と岸本加代子がお互いに「烏龍香茶」を飲んで息を吹きかけるビジュアルで「香りの高さ」をアピールしていました。
息を吹きかけるCMは明治製菓の「烏龍爽茶」でも似たようなシーンがあってごっちゃになっています。詳細ご存知の方、お知らせくださいませ。
神奈川県 ハンドルネーム・カルマン様からの情報(2001.9)
懐かしいのかどうか分からないんですけど今日、コンビニでピンクのペットボトルを見つけました。
デザインが懐かしい感じで”リオレッドグレープフルーツ”と書いてありました。トロピカーナが出してるみたいです。余り見た事がなく、つい買ってしまったのですが、結構おいしかったです。飲んでみてください。
「トロピカーナ」シリーズの一製品ですね。私も大好きです。どこかの情報番組で、グレープフルーツは赤(ルビー)系統の方が抗酸化物質が多いとのことで、しきりに薦めていたため、思わず飲んでいます。リオレッドグレープフルーツのページもあわせてご参照ください。
東京都 ハンドルネーム・カム様からの情報(2001.9)
16〜17年くらい前でしょうか。ラベルにいろんなフルーツの絵が書かれていてメインの色は紫色だったような・・・その当時はまだアルミ缶とかでてなくてスチール缶(細いヤツってスチール缶でしたっけ??)でした(自販機100円の頃)。
味はフルーツパンチの炭酸抜きのような味でたしか飲料の色が紫だったような・・・勿論日本中どこ探してもないでしょうけど、気になってしょうがありません。
どなたか情報提供お願い致します。
「記憶の力を呼び覚ませ」とはどこかの映画を連想してしまいますが、ご存知の方の情報をお待ちしております。
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