現代飲料考 / 記憶の彼方に漂う飲料1 / 開設9606 改9908 / 97.06.15 改0212 | |||
記憶の彼方に漂う飲料 1 |
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〜サスケ・ミラクルアルファーはいずこ?〜 近頃の飲料会社の販売競争は激しく、売れないものはすぐに姿を消してしまいます。「漂う」の言葉を「動いて定まらない」という意味で取るならば、このような姿も「漂う」風景のひとつなのではないでしょうか。
001 サスケ(サントリー) 001 サスケこれは1984〜1986年頃サントリーが発売したものである。当時のキャッチフレーズは「コーラの前を横切る奴・冒険活劇飲料サスケ」。要するに『サスケ』はコーラなのである。 CMでは忍者と外人が登場。ここで出演していた「くの一」は仙道敦子である。外人が電話で「ナニッ、サ、ス、ケ」と言うセリフがちょっとしたブームになる。CMの後の「つづく」の文字は印象的であったが、製品は続かなかった。瓶の外装は黒白の市松模様で英字で「SASUKE」と書かれている。 002 ポップこれもサントリーの製品。発売は1979年以前と思われる。グリーンの瓶に白い文字で「POP」のロゴマーク。それを瓶にあけると白色の炭酸水となっている。味はグレープフルーツ・スカッシュ様でなかなか美味。 瓶入りはお目にかからなくなったが、「ポップ」の味を色濃く残す品物がつい最近まであった。同じくサントリーの「ビートポップ」。缶入りの350ミリリットルで黄色かピンクの缶のどちらかがグレープフルーツ味である。グリーンの瓶入りが手に入らない時には、この缶入りで当時を懐かしんだ。 003 メローイエロー「コカコーラ」で名を馳せる日本コカコーラだが、その影で消えてしまった飲料は数多い。「メローイエロー」もそのひとつ。黄色の瓶・缶で「メローイエロー」の文字。1984年2月頃から発売された。飲料本体の色は黄色で微量に炭酸が入っている。かすかな柑橘系の味はさすがは果汁1%がなせる業、といったところか。 「果汁1%」と「合成着色料含有」の文字で買うのをためらったか、一時期発売中止になった。 テレビコマーシャルでは、デビューして間もない松居直美が出演、「とっても訳せない味」というキャッチコピーを残した。 004 ミラクルアルファー 珍しく森永が売り出した飲料。1リットルペットボトル入りでホワイトコーラとカラメル色の「アンバースパーク」がある。1984年当時、ホワイトコーラというものが珍しく、話題を集めた。 今回は比較的話題にのぼりそうな商品を列挙してみました。今後もこのような商品が出る可能性が高いので追加して載せてゆく方針です。 005 アクアマリン・カボス これは三国コカ・コーラリングの系列、三国フーズから発売されていた飲料。「アクアマリン」は三国フーズのブランド名である。1985年頃、カボスという柑橘類が関東近辺でも盛んに発売された頃もあってその人気にあやかったか? |
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