現代飲料考 / 飲料情報、津々浦々-12 / 1997.10開設 2004.7更新 | |||
飲料情報、津々浦々-12 |
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このページでは、「記憶の彼方に漂う飲料」のページを見ての、または皆さんからの独自の飲料情報を紹介します。なお、引き続き情報を募集しておりますので、このページの下にあります「フィードバックカード」、またはこちらのフォームからお送り下さい。
▲最新の投稿内容を読む ★132 ケフランについて東京都 KABA様からの情報(2004.07) ケフラン(名前は定かじゃないですが…)というロシア語みたいなネーミングの飲料なかったですか? すぐ店頭から姿を消しましたが、私的にはオロナミンCみたいで好きでした。あれってどうなったのでしょう? 補足
「ケフラン」は1990年代にコカコーラ社から発売された製品です。 発売当時はソビエト連邦体制の末期。「ソ連の自然科学飲料」と称してPRされていたわけですが、ケフィアの知名度は非常に低く、市場に出回ったのはわずかな期間でした。
ケフィアの存在が知れ渡るのは1994年から。健康雑誌の見出しに「ヨーグルトきのこ」なる名前が踊り、「紅茶キノコ」以来の一大ブームとまで言われるほどに騒がれました。 余談ながら、ケフィアとカスピ海ヨーグルトは発酵菌や硬さなどに違いがあるそうです。
なお、「ケフラン」の後を追うように発売されたものに三共の「ジゼ」という飲料があります(右画像参照)。「ジゼ」は1992年、「マルチ発酵飲料」のキャッチコピーで発売された製品で、乳清のエキスを配合しているのが特徴でした。
関連サイト
→シストラット
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★131 ホワイトキッスはキャッチコピー愛知県 ちぇり子様からの情報(2004.07)
ホワイトキッスについて 現在は廃盤(筆者註:製造中止のことでしょうか)になっており、その存在は過去の表示フィルム(筆者註:製品パッケージの版下フィルムのことでしょうか)でしか確認できなくなっています。もしかしたら、昔からの得意先の倉庫の奥深くには眠っているかもしれませんが。
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★130 粉末飲料の記憶静岡県 よたろう君様からの情報(2004.06) パイゲンCとローリーとヤクルトの違いは、ヤクルトは王道の味。濃い味です。それに比べてパイゲンCはたしか、やや薄めのすっぱさがヤクルトより強かった様な感じ。乳酸菌が多めだったのかな? ローリーはそれらの中間な感触のプラスミルクセーキっぽい味が強めかな? これらの味比べは、ヤクルトを基準に飲み比べた記憶がある。あの頃に比べて今は舌も鈍感になっているからわからないかもね。 小さい頃、粉末ジュースとかソーダ関係で、メジャー系では渡辺ジュースの素(お汁粉の方が有名かな?)のオレンジとグレープの粉末ジュースの素があり、あとは、メーカーは忘れたがソーダラップというソーダ水(メロン、ストロベリー?)だったようなものを作って飲んだし、春日井のシトロンソーダとかいう名前の粉末を、当時の製氷入れの中に溶かして凍らせてシャーベットを作った記憶もある。 今はどうなったのかな? 細々と存在するのかな? チクロ禁止で存在も無くなったのかな? どっちにしても37、8年前の遠い事ですね。 補足
駄菓子の範疇に入るかもしれませんが、時代の記録として粉末飲料についても触れてみたいと思います。 ♪ホホイのホイと もう一杯 渡辺のジュースの素ですもう一杯♪
という榎本健一が歌うCMソングが当時頻繁に流れていたため、広く知れわたりました。1966年8月号の雑誌「旅」(日本交通公社刊)に掲載された広告から価格を見ると、10袋入り50円と非常に安価で、さらに「厚生省許可特殊栄養食品」の文字が掲げられています。 1969年にチクロが使用禁止となり、1972年にカネボウハリス食品(現・カネボウフーズ)と合併したことから、渡辺食品の名前は姿を消すことになりますが、粉末飲料の技術は「フルフル」や「カップしるこ」といった商品にそのまま継承されています。 カネボウが産業再生機構の支援を受けることになり、系列のカネボウフーズの行方が不透明な状態ですが、インスタントラーメン「ホームラン軒」といったロングセラー商品や、異色の飲料や菓子を世に送り出す、カネボウ関連会社の商品研究の熱心さはいつまでも忘れないでほしいです。 ちなみに、「ソーダラップ」は日本フード(井村屋製菓の関連企業)が発売していた商品です。粉末飲料のメーカーが中京地区に集中しているのも興味深いところです。これは中京地区の菓子メーカーが粉末飲料の製造販売に着手したことから由来しています。
関連サイト
→名糖産業
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→津々浦々-12-124 乳酸系飲料の記憶 ★129 「もろこし生茶」以前の「とうもろこし茶」東京都 のりこ様からの情報(2004.06)
shake29についての情報たくさんありがとうございます。今話題になってるんですね…。ところで1995年にとうもろこしのお茶あったの知ってます? いまみたいに茶流行じゃなかったため1年位で消えましたが。たしかキリンからでていた気が。香ばしすぎて変な味でしたねー。
「もろこし生茶」が結構話題になっていますね。以前、とうもろこし茶をとある焼肉店で飲んだことがありますが、ホント、香ばしい(痛いとか変な、という意味ではなくて)ですよね。
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→津々浦々-11-114 続・「シェイク29」について ★128 メイリールーについて沖縄県 てつ様からの情報(2004.05・タイトル変更)
私の住んでいる沖縄では今でも普通にマウンテンデューが買えます。
きっとポッカの「維力」に対抗して出していた物だったと思いますが、とにかくまずい思い出しかありませんでしたが、私の友人がそれの大ファンでした(どうしても理解不能)。 これは「メイリールー(梅麗露)」と呼ばれている製品です。 中国には菓子や薬品に使われる「烏梅(うばい、うーめい、)」にサンザシ、甘草などを入れてシロップにしたものを水で割って飲む「酸梅湯(さんめいたん)」という飲み物がありますが、これを商品化したのが「梅麗露」です。
ちなみに烏梅は青梅を燻(いぶ)して乾燥させたもの。殺菌効果があって下痢止めや健胃薬に使われるそうです。たしかに乾燥した状態のものを食べると、灰を食べているようでほこりっぽさを感じます。
中国輸入食品店に行くと、舟和洪大媽と呼ばれるメーカー製の「酸梅湯」がボトル入りで販売されており、冷やして飲むと烏梅の風味が口いっぱいに広がりとても美味です。
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★127 「NCAA」について県名不明 かねごん様からの情報(2004.05) 今から、約20年ほど前に、『NCAA』というスポーツドリンクが売られていたと思うのですが、子供ながらに、かなり美味しいと感じていた飲み物でした。 いつの間にか姿を消していましたが、ご存知の方はいらっしゃいますか? 補足
「がんばった人にはNCAA。がんばれなかった人にも」のコピーで名高い、バイオバランス飲料、NCAA。1981年6月にサントリーから発売されたスポーツドリンクで、大塚製薬の「ポカリスエット」に1年遅れで市場に出回りました。ちなみにコカコーラ社の「アクエリアス」は1983年の登場です。 NCAAのネーミングは、アメリカの大学体育会の総本山、全米大学体育連盟(The National Collegiate Athletic Association)から由来しており、連盟の使用許可を受けているそうです。 容器のカラーリングを見ると、銀色ベースに黄色のアクセントが加えられており、米国の「ゲータレード」を意識しているようにも思えます。一方「アクエリアス」は「ポカリスエット」を意識した青色ベースになっており、うまい具合に棲み分けができているのが面白いところです。「NCAA」の海外市場進出を狙っていたのでしょうか。 2000年に同系列の機能飲料として「DAKARA」が登場したことを機に消えたと思われますが、真相はいかに…。
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★126 銭湯で見かけた「Man'na」岐阜県 らまん様からの情報(2004.05) 先日、近所の初めて行った銭湯で見たんですが、まあ実際飲んだのですが、ミリンダより大きいビンで、商品名は「Man'na」と書かれており、更に会社名とおぼしき「MANA SANGYO」の表示が…。
ビンは透明で液体の色はかなり薄い黄緑色、味はマスカットなのかリンゴなのか私の舌では判別不明なので…。
あと飲んでないのですが、「パレード」と言うオレンジ味らしき飲料もありました。同じ会社かどうかもわかりません。
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→飲料情報、津々浦々-10-103 スマックについて ★125 三菱サイダー、ベルミーソーダス回想北海道 ひでとし様からの情報(2004.04)
【三菱サイダー】
【ベルミー ソーダス】
【ポッカ ボトル炭酸水 居酒屋仕立て】
楽しいお話ありがとうございます。赴いた土地で、珍しい飲料に出会ったときの印象を追体験できますね。
「ポッカボトル炭酸水」は、ご投稿のとおり、味のない炭酸水です。他社で「クラブソーダ」と呼ばれるものですが、この「ボトル炭酸水」は、炭酸ガスを強めにしているのが特徴だそうです。 ※画像はひでとし様からご提供いただきました。貴重な画像をありがとうございます。
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→秘境探検 ★124 乳酸系飲料の記憶静岡県 よたろう君様からの情報(2004.03)
雪印ローリーって知っていますか? 森永マミーや明治パイゲンCも知ってる? あとは、地方の弱小メーカーが作っていた、ミルクセーキ。丁度、プリンを作る時のお湯で溶いた状態の液をそのまま液状で飲めばミルクセーキかな? あの独特の味がいいよね。でも、今は糖分が気になるから、お茶でがまんかな? 補足「雪印ローリー」は1973年に雪印ローリーより発売された乳酸菌飲料です。各社の乳酸菌飲料の発売状況を時系列で並べてみますと、こんな感じになります。
1935年 ヤクルト発売
ヤクルトが東京本社であるのに対して、後発のエルビー、雪印ローリーが中京圏の企業から発売されたのが面白いところです。 以前、よたろう君様のご投稿で、「パイゲンCという乳酸飲料と雪印ローリーとヤクルトの味の違いを子供ながらに飲み比べてわかったっけ」とのコメントがございましたが、この違い、ご披露していただくことは可能でしょうか…?
関連サイト
→株式会社ヤクルト本社
関連ページ
→飲料情報、津々浦々-11-120 続続・ミスターピブ・ドクターペッパー ★123 スコールの思い出宮崎県 さちぶー様からの情報(2004.03) スコールの思い出です。子供の頃、お盆で親戚が集まったとき、いとこ達とスコールの空き瓶(当時はグリーンのガラス製だった)にせっけん水をいれて、もう一人のいとこA子に渡す、といういたずらをしました! もちろん本当に飲まないうちに本物とすりかえましたけど…。誰が言い出しっぺだったか、都合の悪いことは記憶から消えていますが。 高校生くらいまではよく飲んでました。今のように飲料の種類のそう多くなかったので、地元のスコールは大変メジャーなものだったんですね。久しぶりに飲んでみよう…! 補足
緑色の空き瓶に乳白色の液体を入れると、内容物のいかんに関わらずけっこうきれいに見えるものです。 みなさん、くれぐれも飲み物を手にするときは、喉に流し込む前に匂いと舌で確かめてみてくださいませ。
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