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月刊看板 / 別冊看板-6 / 発行 99.05 ![]() ![]() |
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別冊看板 第6集 追跡レポート・あの看板はいま… |
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「月刊看板」で紹介した看板の掲示場所はいま、どのように変化したのか追跡してみました。 ▼田中駅前(左:1999年、右:1989年) / 材質:琺瑯鉄板 ![]() ![]() 1989年春、私は信越本線の列車で田中駅に降り立った。隣の大屋駅との間に北国街道があり、その宿場町で名高い海野宿(うんのしゅく)を歩くためであった。
このような時代の変化を感じつつ、再び田中駅を下車した私を迎えたのがこの風景である(写真の左)。駅前はみごとに区画整理の真っ只中であった。黄色いフェンスに沿って敷かれたゴムシートの通路を歩きながら、「何かが足りない」と考えたが、その答えはすぐに出た。ムヒの看板と木造の民家は跡形もなく消えていた。 ちょうど左写真の白い円内にその民家と看板は存在していた。信越本線という名前の路線に、何十本もの特急や急行が行き来していた頃から、何人の人たちに「虫さされ、かゆみにはムヒ」というメッセージを伝えていたのだろうか。 また一つの琺瑯看板が消えた。これも時代の変化というものなのだろうか。 取材・調査・撮影1999.4
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