My Trip/ 秋の岩手紀行-4 / 01.11開設 | ||||||||||||||||
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1日だけの小さな旅から、数日がかりの旅まで、日記風に描く旅行記です。 10月23日(火)
花巻(8:00)→平泉・毛越寺→一ノ関→大宮(13:06)
8時、カロリーメイトブロックだけの簡単な食事を済ませて宿を出発します。雨は引き続き降っており、外に出るとかなり冷ややかな雨粒が降りかかってきます。
昨日のニュースに毛越寺の「こも巻き」が行われたことが流れていた、という話題を昨日の旅行日誌でお話しました。木の幹に藁を編んだ「こも」を巻いて、そこに虫を寄せ集めて冬眠させるそうです。そして、春になったら巻いた藁を木から外して成虫になる前に燃やすそうです。害虫駆除の方法として考え出されたものです。
毛越寺に到着。「こも巻き」なるものが境内の松の木に巻きつけてあります。昨日巻いたばかりなので、松の古木と巻きたての藁とのコントラストが絶妙です。まるで木々が「腹巻き」をしているような印象です。今朝の岩手日報に掲載されていた松の木を確かめて浄土庭園へ向かいます。
さて、そろそろ列車の時間です。あとは自宅へ向けてひたすら東北本線を上っていくだけです。
昼過ぎの13時6分、定刻どおりに大宮に到着。ホームに降り立つと何か暑い。さきほどの新幹線の車内は冷房が効きすぎて寒いくらいだったのですが…。
旅の締めは行きつけのラーメン屋「多万里」で昼食。レトロチックな食券売り場で食券を買い求めると、小判型のプラスティック食券が渡されます。いつものごとくワンタンメンを注文。 スープを飲み干し、心地よい汗をかきながら店を出ます。これで3泊4日の旅は終わりです。大宮駅に戻るといつもの喧騒を身体に降りかかってきました。
こうして4日間の旅を終えたわけですが、日々仕事に明け暮れていた中で、久しぶりにゆっくりとした、自分の時間というものを取り戻すことができたような気がします。いつも緊張感に満ちていた気分も少しは落ち着きを持つことができました。
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